2020年02月24日

アートフェアの延期

Ryo Uhida Form a.jpg
1週間前の日曜の夜、東京・汐留にあるパークホテル東京の25階エントランスに、内田涼の絵画3点を展示した。ホテル型アートフェア、ART in PARK HOTEL TOKYO (AiPHT)の予告編「AiPHT PLUS(アイファット・プラス)」への出品である。3点とはいえ展示を終えたときにはそれなりの高揚感があって、いよいよ1カ月後にはアートフェア本番だと思っていたのだが、3日後の2月19日、「フェア開催延期」の連絡が届いた。

AiPHT2020延期の理由は新型コロナウイルスの感染拡大だ。橘画廊としてこれまで30回近くアートフェアに出展してきたが、アートフェアの中止や延期に当たるのは初めてである。感染拡大が続き、ジャンルを問わずさまざまなイベントが中止されている状況では仕方がない。日本中で同じような気持ちの人たちが大勢いるのだろうなと思いながら、地下鉄の駅の近くから出展作家に延期の連絡をした。

昨年のラグビーワールドカップでは、台風の影響で1次リーグ2試合が中止になったが、イングランドのエディー・ジョーンズ監督は「ショウガナイ。台風はコントロールできない」と語っていた。20回アートフェアに出るなら、1回くらいの中止や延期はありえると考えておいた方がよいのかもしれない。今思えば、6年前、民主派デモ真最中の香港でACAS HONG KONGが中止にならなかったのはむしろ幸運だったのだろう。

AiPHT出展予定のアーティストを紹介する「AiPHT PLUS」はパークホテル東京の25階と31階で予定通り3月21日まで開かれる(会期中無休、午前11時〜午後8時)。AiPHT自体は3月下旬から9月25〜27日に延期されたが、時間ができたぶん、出展アーティストへの関心が高まってほしいと願っている。画像は内田涼の「形態aの提案(Form a)」シリーズ(2019年、アクリル、カンバス)。
posted by Junichi Chiba at 19:02| アート