2014年10月31日

ULTRA2014

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ACAS HONG KONG、CIGE(北京)に続いて、今月3本目のアートフェア、ULTRAに出展した(10月25〜28日)。会場は東京・表参道の複合文化施設スパイラル。東京でイベントに参加するのは初めてである。おしゃれなカフェやインテリアショップが入るビルでの入場無料のイベントとあって、多くの方がいらっしゃったが、一般客に関心を持ってもらう難しさを感じた。

ULTRAは40歳以下のディレクターを出展単位とするアートフェア。私は40歳超でありながら他の条件を満たし、「オーバーエイジ枠」で出させてもらった。橘画廊からのアーティストは世良京子(絵画)、高木義隆(絵画)、西嶋みゆき(版画)、河合真里(絵画)。アーティストの平均年齢は39歳である。幅4.5メートルほどの壁に4人の作品を並べるのは、正直、詰め込み過ぎなのだが、情報提供(&情報収集)と割り切った。

隣のブースとの仕切りはなく(同時開催の「+PLUS」にはある)、密集した展示の中では、一つ一つの作品に集中するのは難しい。実際、多くの方が歩きながら作品を眺めるという感じで、ブースの前で足を止める時間は長くはない。販売の面を考えれば、静かに向き合うことで真価の伝わる作品よりも一般向けのわかりやすい作品を並べた方がよさそうだ。そうしたことを意識したため、やや中途半端になってしまったのが反省点である。

とはいえ、たまたま声をかけたら立ち止まってくださったご夫婦が真剣に話を聞いてくれて、数時間後に戻ってこられるということもあった。お二人で「どの作品にしようか」などと相談されている様子を見ると、商売を忘れて心が温まる。やはりコミュニケーションのスキルで作品に集中できる状況をつくるのが、こうした会場での基本なのだろうか。普段は白い壁に囲まれた展示室の力に助けられているのだとも思えてくる。
posted by Junichi Chiba at 00:58| アート